中核市サミット堺宣言

公開日 1996年10月24日

平成8年4月、ここに集う12市は、地方分権の歴史に新たな1頁を開く、中核市としてスタートを切りました。

21 世紀を目前に 控えた現在、個性豊かで活力に満ちた魅力ある地域社会を築いていくことが緊急の課題となっております。そのためには、現在の中央集権型社会を分権型社会に 変革する地方分権の推進が必要です。既に、地方分権推進法が制定され、現在、国においては、分権型社会の創造に向けた精力的な取組みがなされています。

中 核市の 制度は、できる限り住民に身近なところで行政を行えるようにするために、地方分権推進法に先駆けて創設されたもので、将来の分権型社会の行方を占ういわば 試金石であり、今後は、自己の責任と自覚に基づく、自立した都市として市民に期待されるまちづくりが問われることとなります。

こ こに中 核市12市は、地方分権推進の先導的役割を担うことを、本日改めて決意し、我が国の発展にとって必要不可欠な分権型社会の一日も早い実現のために、国民各 層への提言に努めるとともに、積極的な行政の情報公開を通じて、市民に行政への参加を求める市民参加型行政を一層推進し、拡充された権限を最大限活用して 次の行政施策を展開していくことを宣言します。

 

1 高齢化・少子化社会に対応した高次かつ高質な市民サービスの提供に努めます。

 

2 知恵と工夫を凝らし、人々が快適に憩い、集うことができる魅力ある個性あふれたまちづくりを進めます。

 

3 地域をリードする中核市として、地域の発展に貢献する広域行政の展開に努めます。

 

 

 

平成8年10月24日
12中核市市長